イーサリアム2.0(セレニティ)とは
イーサリアムをマイニングしている方にとって、POS移行はやきもきする話題です。
いつPOSになるのか、本当にPOS移行できるのか、気になる方にPOS移行がなかなか進まなかった理由を解説してきます。
現在開発が進められているイーサリアム2.0(セレニティ)ですが、Mergeの段階においては、シャードチェーンの実装とPOSへの移行の二つが行われる予定です。
なぜ、シャードチェーンの実装をPOSと並行して実施するのでしょうか。
現在イーサリアムでは、連続したブロックを持つ単一のチェーンで構成されるブロックチェーンがあります。
しかし、それはセキュリティには優れている一方で、非効率で遅いという課題があります。
シャードチェーンを導入することによって、ブロックチェーンが分割され、ネットワークが高速化されることで、より簡単にスケーリングすることができます。
シャードチェーン
シャードチェーンはスケーラビリティ問題を解決する手段として考えられていますが、レイヤー2スケーリングソリューションとしてロールアップを利用することも検討されています。
Mergeでは、当初シャードチェーンの実装とPOSの移行が同時に行われることになっていました。
しかし、「レイヤー2ソリューションのブーム」の後、ロードマップの変更によってPOSの移行を優先的に行うことになりました。
しかし、POS移行の実施は2022年4月〜6月にかけて予定されていましたが、2022年後半に延期されることがイーサリアム開発者のBeiko氏によるツイートで明らかになっています。
イーサリアムでは先月からPOS移行に向け、メインネットでシャドーフォークを実施しています。
シャドーフォークとは、アクティビティの少ないPOSのテストネットへデータを移し、動機や状態の増加が想定通りかを確認することを指します。
Beiko氏によれば、シャドーフォークの結果がThe Mergeを実施するにあたり重要な役割を果たすとしており、シャドーフォークで発生した不具合などが今回の延期に関連している可能性があるとしています。
また、延期を行うとしているもののPOSへの移行を行うことに変わりはないため、マイニング機器への投資は今後控えるよう促しています。
それでは、マイニング以外の収益化の手段はどのようなものがあるのでしょうか?
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