マイニングを委託しているホスティング会社が潰れたらマシンはどうなる？

仮想通貨マイニングを始めたけれど、自宅での運用が難しく、データセンターにマイニングマシンを預けている方も多いのではないでしょうか？日本では、こうした施設を「ホスティングサービス」と呼ぶよりも「データセンター」として認識している方が多いですね。

ホスティングとは、マイニングに必要な高性能機材を預かり、24時間365日、電力供給や冷却、メンテナンスを行うサービスのことです。特に日本では、電気代や騒音の問題から、自宅でマシンを運用するのが難しいため、多くのマイナーがホスティングを利用しています。

日本でホスティングサービスを提供しているのは下記のような会社があります（現在募集中止している事業者も含む）。

※私が知る限り上記のうち多くは、長い業歴を持つ会社だったり、本業が太陽光発電事業や不動産投資事業だったりするなど、比較的信頼のおける会社だということを付け加えておきます。

確かに、ホスティングサービスは便利です。マシンの設置や保守、冷却の手間を省けるし、何よりも電気代が抑えられるのが魅力的ですよね。

でも、ちょっと待ってください。そのホスティング会社が、突然倒産したらどうなると思いますか？機材は無事に戻ってくるのか、それともどこかに消えてしまうのか…。今回はそんな不安を解消するため、ホスティング会社が倒産した場合のリスクと、その対策についてお話しします。

倒産すると、会社が所有していた資産が債権者に差し押さえられることがあります。この中にあなたのマシンが含まれてしまうと、返却が非常に困難になります。最悪の場合、マシンが競売にかけられることも…。

倒産後、ホスティング会社と連絡がつかなくなるケースもあります。機材の場所が分からなくなり、取り戻すための手続きが複雑になる可能性があります。

マイニングプールの設定やウォレット情報がホスティング会社のサーバー内に保存されている場合、それが失われるリスクも。再設定には手間がかかり、マイニング再開に時間がかかるかもしれません。

まず、ホスティング会社との契約書をしっかり読みましょう。機材の所有権が明確にあなたにあること、そして倒産時に機材がどう扱われるかについての記載があるか確認してください。

ホスティング会社に預けている設定情報やデータを定期的にバックアップしておきましょう。これにより、万が一の時でも復旧がスムーズになります。

ホスティング会社の経営が怪しい兆候があれば、早めに撤退を検討することも重要です。ニュースや口コミ、業界の動向に注意を払いましょう。

万が一、ホスティング会社が倒産してしまった場合、すぐに以下の対応を行いましょう。

破産手続きが開始された場合、破産管財人が財産の管理を行います。速やかに連絡を取り、所有するマシンの返却を求めましょう。

弁護士などの専門家に相談し、法的にマシンを取り戻す方法を模索することも必要です。

倒産リスクが高まった時点で、不要になったマシンを売却するのも一つの手です。早めの行動が損失を最小限に抑える鍵となります。

ここまで読んで、「やっぱりマイニングを続けるのはリスクが大きいかも」と思った方もいるかもしれません。そんな方に朗報です！

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